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みらかHD、国内最大級の受託検査施設に750億円

臨床検査受託大手のみらかホールディングス(HD)は国内最大級の受託検査施設を2021年にも稼働させる。一般検査薬による検査を自動化し、開業医などクリニック向けの市場を開拓する考えだ。地域医療拡充の流れを背景に、がんゲノム治療などで高度化する検査需要も取りこむ。

25日に記者会見した竹内成和社長は「より安く、より迅速にといったニーズに今から備える」と話した。

新たな受託検査施設は八王子市内にある現在の受託検査施設を移転拡張し、東京都あきる野市で富士通の跡地に建てる。敷地面積は約12万平方メートルと東京ドーム2.5個分。R&D棟や管理・福利厚生棟も併設し、延べ床面積は6万6千平方メートルと国内最大級となる。土地や建物、検査機器、システムなどをあわせた投資額は約750億円になる見通し。

血液検査などの検査項目は100種類以上で、受託能力は一般検査・特殊検査を合わせて1日30万件と従来の2倍程度に増える。

自動化によってコレステロールや血糖値など1検体あたりの固定費を3割程度削減。浮いたリソースはがんゲノムや再生医療など高度化に振り向ける。すでに港区の小型受託施設などで自動化ラインを試運転しており、実用化に踏み切れると判断した。

今後は地域医療の普及を受け、検査受託の需要は大病院から開業医向けにシフトするとされる。また、高齢者人口の増加から「検査費用の値下げ要求も増えている。検査会社が生き残れなく可能性がある」(竹内社長)という。

みらかHDは検体の受付や血清分離など前処理をする地域拠点も増やしながら、あきる野市の受託施設に集めた検体を一気に検査することで効率化する。また、地域拠点は夜中の緊急検査にも対応。検査現場は女性が多いことから、託児所も併設する。

みらかHDは2020年3月期を最終年度とする中期経営計画で、2020年3月期にも18年3月期比6%増の2070億円の売上高を目指している。新施設の建設で国内大手の座を確立する。

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