2018年7月22日(日)

国会の書店、売れ筋は?(写真でみる永田町)

写真でみる永田町
政治
2018/6/25 14:00
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 国会には政治家や官僚、秘書など、関係者だけが出入りできる書店があります。国会内の商店街で50年近く店を構える「成文堂」です。永田町歴が長い人にとっては前身の「五車堂書房」と言ったほうがなじみ深いかもしれません。

 店内に並ぶ書籍は政治関連のものが大半を占めています。成文堂顧問の幡場益さんがまず見せてくれたのは、1953年に発行した「帝国憲法改正審議録」です。当時の議場でのやりとりが詳細に記された貴重な1冊で、現在は復刻版が販売されています。先代がこの本の発行に関わったことが、国会に書店を構えるきっかけになったそうです。

 幡場さんに今最も売れている本を尋ねたところ、衆院の事務方トップである事務総長が書いた「議会学」を紹介してくれました。国会の仕組みを分かりやすく解説した内容で、官僚や秘書、記者にも人気のようです。これまでで一番売れた本は2003年発行の「新・国会事典」。こちらも国会にまつわる用語を説明した政治玄人向けの1冊です。

 書店の奥には安全保障と憲法に関する書籍を集めた一角があります。成文堂では、国会で話題となっている政策の本を重点的に仕入れるようにしているそうです。ただ、学校法人「森友学園」や「加計学園」の問題に注目が集まった今国会では、安保や憲法の論議は盛り上がらず「本が売れなくて困っている」(幡場さん)とのことでした。

 入り口近くには政治家の写真が表紙に大きく写った本が平積みになっています。今年は9月に自民党の総裁選が予定されており、特定の政治家について掘り下げた本の売れ行きが好調だそうです。(三木理恵子)

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