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トルコ大統領選、エルドアン氏が再選

総選挙で与党も勝利へ

【イスタンブール=佐野彰洋】トルコ大統領選と総選挙が24日投開票され、国営アナトリア通信は現職のエルドアン大統領(64)が再選に必要な過半数の票を得たと報じた。これを受け、エルドアン氏は「国民の信任を得た」と勝利宣言した。報道に基づき、自身が率いる与党・公正発展党(AKP)主導の政党連合が国会(一院制、定数600)の過半数を制したとも述べた。

エルドアン氏は2017年の憲法改正により自らへの権力集中を制度化した。同氏による強権統治が当面続く見通しとなった。

アナトリア通信によると、開票率99%時点のエルドアン氏の得票率は52.5%。2位の最大野党・共和人民党(CHP)のインジェ議員(54)は30.7%だった。

高等選挙委員会は25日、「エルドアン大統領による有効投票の過半数獲得を確認した」と発表した。トルコメディアによると、インジェ氏は事実上、敗北を認めているという。

総選挙の議席配分は推計でAKPが293議席、連立相手の民族主義者行動党(MHP)が50議席。クルド人中心の国民民主主義党(HDP)は議席獲得に必要な得票率10%を突破したが、与党陣営を過半数割れに追い込むには及ばなかった。

トルコは17年の国民投票で承認した憲法改正を受け、議院内閣制から実権型の大統領制への移行が決まっている。15年にわたり国政のトップに君臨し、強権を加速させるエルドアン氏は一段と強大な権限を手に入れる格好だ。

大統領と議員の任期はいずれも5年間。再選を繰り返せば、エルドアン氏は2期10年、2期目の途中に国会が解散を決めた場合に限り3期目まで続投が可能だ。

今回の選挙は19年11月に実施予定だったが、景気減速に危機感を抱いたエルドアン氏が約1年半前倒しした。トルコは通貨急落や物価高騰に直面し、経済の体質改善が急務となっている。

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