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金子兜太さんのお別れの会開催 「国民詩人」悼む

戦後の俳壇をリードし、2月に98歳で亡くなった俳人、金子兜太さんのお別れの会が22日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで行われ、参加者が黙とうをささげた。

金子兜太さんをしのぶ黒田杏子さん(22日、東京都千代田区)=共同

お別れの会では、金子さんの姿を収めたビデオを上映し、〈湾曲し火傷(かしょう)し爆心地のマラソン〉などの代表句を紹介した。

現代俳句協会の特別顧問で発起人代表の宮坂静生さんは金子さんの戦時中の体験などに触れ「戦争は悪であり、反戦平和の維持に尽くすことが必須の仕事という信念になった」と語り、その人気は「国民詩人とでも呼びたい」とたたえた。親交の深かった俳人の黒田杏子さんは「本当に威張らない、誰に対しても平等な人でした」としのんだ。

金子さんは故加藤楸邨さんに師事。戦時中は海軍主計中尉として南洋のトラック島に赴任。戦後は俳句に社会性や、思想を取り込む前衛俳句運動を主導。俳誌「海程」を創刊して主宰となり、現代俳句協会の会長を長年務めるなど、俳壇の中心的存在として活躍した。〔共同〕

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