事故多発の十字路、「環状交差点」に 愛知・愛西

2018/6/22 12:15
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出合い頭の交通事故が多発している愛知県愛西市の交差点で22日、信号を使わない「環状交差点(ラウンドアバウト)」の運用が始まった。県内の環状交差点は6カ所目で、既存の十字路を改修したのは初めて。県警は通行ルールや事故防止の効果についてドライバーへの周知を進める。

運用が始まった愛知県愛西市の環状交差点(22日午前)

環状交差点に変わったのは、JR永和駅から西に約1キロ離れた東名阪自動車道近くの県道交差点。周囲の見通しは良いものの、2014~18年5月までに出合い頭の事故などが23件起きた。

県や県警は信号機を設けることを検討したが、すぐ近くに信号機付きの交差点があるため、渋滞やドライバーの誤認を招く恐れがあるとして断念。速度を抑え、重大な事故を防ぎやすい構造とされる環状交差点に改修した。

運用開始後に交差点を通った名古屋市中川区の男性会社員(24)は「これまでは結構スピードを出す人がいた。まだ慣れないが、事故が減るなら良いと思う」と話した。

環状交差点では、車がドーナツ状の環状路に入り、時計回りに徐行して目的の方向へ進む。14年施行の改正道路交通法で通行ルールが定められ、18年3月末までに全国75カ所で導入されている。

愛知県ではほかに豊田市や一宮市など5カ所にある。いずれも改正道交法の施行前後に新設されたもので、今回のように既存の十字路を環状交差点に変えたのは初めて。

県警津島署は22日、ドライバーに通行方法などをまとめたチラシを配った。堀田知平交通課長は「通行ルールの周知に努め、事故防止につなげたい」と話した。

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