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GK凡ミス、メッシ沈黙 アルゼンチン崖っぷち

2018/6/22 9:09
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後半、クロアチアに追加点を許しうつむくアルゼンチンのメッシ=三村幸作撮影

後半、クロアチアに追加点を許しうつむくアルゼンチンのメッシ=三村幸作撮影

スタジアムを埋めた遠来のアルゼンチンサポーターが泣いている。メッシの起こす奇跡を祝福するためにやって来た彼らを、目を背けたくなるような現実が待っていた。

GKのミスからチームが崩れることの恐ろしさを、これほど端的に示した試合もない。今大会、負傷離脱した正GKロメロの代わりを務めるカバジェロの、取りかえしのつかない不始末だった。

53分。味方から届いたバックパスを、追ってきたクロアチアのレビッチの頭越しに返そうとしてキックミス。安全第一で大きく蹴れば大事はなかったが……。おあつらえ向きの"天ぷらフライ"を、レビッチが鮮やかなボレーシュートに変えた。

祈りの対象メッシも奇跡を起こせない。ボールにもほとんど絡めない。前半は所在なくピッチをさまようばかり。

カバジェロの失態の後はさすがに目の色が変わり、ドリブルもさえを帯びたが、眠りから覚めるのが遅すぎた。クロアチアのエース、モドリッチにビッグプレーで先んじられ、DFオタメンディが伸ばす足もカバジェロの腕も届かないゴール右隅に2点目を決められた。

ドローに終わったアイスランドとの初戦では、味方がTPOを選ばずにのべつメッシにボールを差し出して、そのつど潰された。「レオ(メッシ)にマークが集まるのなら、フリーの選手を使いなさい」とサンパオリ監督が諭すと、今度はメッシにボールが渡らない。

「なぜカバジェロを使ったのか」「どうしてメッシにボールを集めない?」。敗戦後の記者会見で"裁き"を受けた監督は頭(こうべ)を垂れて「すべて私の責任だ」。

相性のいいナイジェリア戦に1次リーグ突破の望みを残すが、そこでメッシが負う十字架はいっそう重くなる。どこかすさみを感じさせるエースの後ろ姿は、結末を予告していないか。

(ニジニーノブゴロド=阿刀田寛)

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