2019年5月26日(日)

習主席、7月にアフリカ歴訪へ 影響力拡大へ外交攻勢

2018/6/21 18:14
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【北京=高橋哲史】中国の王毅国務委員兼外相は20日、訪中したセネガルのカバ外相と会談し、習近平(シー・ジンピン)国家主席が7月にアフリカ諸国を歴訪すると明らかにした。貿易や安全保障をめぐって米中関係がぎくしゃくするなか、アフリカに照準を合わせた中国の外交攻勢が活発になっている。

習氏は7月に南アフリカのヨハネスブルクで開く新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席する。王毅氏は習氏が南ア以外のどの国を訪問するかは明らかにしなかったが「習主席は中国とアフリカの関係を非常に重視している」と強調した。

中国は今年9月、北京にアフリカ諸国の首脳を集めて「中国アフリカ協力フォーラム」を開く。5月に西アフリカのブルキナファソが中国と国交を結び、アフリカで台湾と外交関係を持つ国はスワジランドだけとなった。同フォーラムの首脳会合に向け、中国は台湾とこの地域の関係を完全に断ち切り、アフリカへの影響力をいっそう強めようとしている。

中国の武器は経済だ。国営の新華社通信によると、ケニアを訪問した汪洋(ワン・ヤン)全国政治協商会議主席は17日、内陸部の首都ナイロビと港湾都市のモンバサを結ぶ鉄道を視察した。

全長約470キロメートルの同鉄道は中国政府の支援のもとで中国企業が建設し、運行と保守も担う。汪洋氏は「習主席が打ち出した巨大経済圏構想『一帯一路』は中国の鉄道技術を東アフリカにもたらした」と語った。

中国はアフリカで「一帯一路」に絡む支援を拡大しており、中国企業によるインフラ建設を推し進める。人民元の流通にも力を入れており、アフリカへの影響力を高めるためにあの手この手を尽くしている。

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