タクシー8台の島、与論で配車サービス実証実験

2018/6/21 18:00
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配車サービスのAzit(アジット、東京・港)は21日、自家用車を持つ住民が運転手となり、乗客とマッチングする配車サービスの実証実験を8月に鹿児島県与論町で始めると発表した。日本では自家用車による有償運送は「白タク」として禁止されている。今回は運転手にガソリン代と任意で謝礼を支払う仕組みにして、ヒッチハイクなどの助け合いの範囲内とした。

実験はヨロン島観光協会(鹿児島県与論町)と組んで、8月の1カ月間実施する。同社のアプリを使って、運転手と乗客をマッチングする。与論島では春から夏にかけて観光需要がピークを迎えるが、島内にはタクシーが8台しかなく、観光客の移動が制限されるのが課題だったという。

代金の支払いはアプリ内で完結する。乗客は運転手への支払いに加え、アジットへの手数料がかかる。運転手に対しては、乗った車の燃費や走行距離を元に算出したガソリン代と、任意で謝礼を渡せる。アジットへの手数料は1回あたり20円、乗車時間1分あたり20円かかる。国土交通省が3月に、自発的に謝礼の趣旨で金銭等が支払われた場合は有償とはみなされず、道路運送法における登録や許可を必要としない等の通達を出しており、今回の実証実験の実現にこぎ着けた。

アジットは2013年設立のスタートアップ企業。実証実験を通じて顧客の反応を見るほか課題を洗い出し、9月以降に事業化をめざす。

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