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米インスタグラム、動画最大60分 ユーチューブに対抗

【シリコンバレー=中西豊紀】米フェイスブック傘下の写真共有サイト、インスタグラムは20日、ユーザーが最大60分の動画を投稿できる新サービスを追加すると発表した。動画投稿サービスは米グーグル傘下のユーチューブが先行しているが、これに対抗する。インスタグラムのユーザー数はすでに10億人を超えており、今後「動画」を巡る市場が拡大しそうだ。

サンフランシスコ市内でケビン・シストロム最高経営責任者(CEO)が記者会見した。動画はスマートフォン(スマホ)を握ったままでも見やすいよう縦型の画面に対応した仕様で、録画済みのコンテンツを投稿する仕組み。ユーチューブと同様に誰でも動画を投稿できる。現在は最大で1分までの動画しか扱えなかったが、この時間を延ばしてより多様なコンテンツまで対象とする。

インスタグラムは若者を中心に交流サイト(SNS)として高い支持を得ている。シストロム氏は「10歳代の若者のテレビ視聴は5年前と比べて4割減だ」と述べ、新たな動画投稿サービスをテコに若者層をさらに取り込む考えを示した。

動画の投稿でどう収益を得るかについて同社は「今は視聴者を増やすことだけを考えている」(シストロム氏)と明言していない。ただ、「クリエーターが稼ぐ仕組みが必要」とも述べており将来的には広告などを通じて事業化していくことに含みを持たせた。

今回のサービスは18億人のユーザーを抱えるとされるユーチューブにとっては競合となる。それぞれの親会社であるグーグルとフェイスブックというIT(情報技術)の二大企業が「動画」で競い合うことで、ネット広告を含めた関連ビジネスが拡大しそうだ。

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