2019年8月22日(木)

新潟大など、細胞内器官の機能不全を酵素使い解明

2018/6/20 23:00
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新潟大学と東京工業大学の研究グループは、細胞内の小器官「ミトコンドリア」が自力で分解する働きを、特定の酵素が抑制する仕組みを解明した。ミトコンドリアの「自食作用(オートファジー)」が抑えられると、パーキンソン病やアルツハイマー病の原因となる可能性がある。今回の研究成果はこうした病気向けの創薬への応用が期待される。

自食作用が正常に機能しないと、細胞内にたまる余剰なミトコンドリアなどが分解されずに、パーキンソン病やアルツハイマー病の原因になりうる。研究グループは酵母では「Ppg1」と呼ぶ酵素が自食作用の抑制に関わっていることを突き止めた。

さらにPpg1が結びつくたんぱく質の複合体も特定した。特定した酵素と複合体を欠損させると、ミトコンドリアの自食作用が強く働くことが分かった。一連の仕組みを制御できれば、ミトコンドリアの分解を促して疾患の治療に役立つ可能性があるという。

今後はマウスや人でもミトコンドリアの自食作用が抑えられる仕組みを明らかにするなどして、全容解明を目指す。

研究は新潟大の古川健太郎特任助教と神吉智丈教授らのグループが、東工大の中戸川仁准教授らと共同で実施した。

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