2018年9月19日(水)

AIスピーカーでテレビ電話も アマゾンが画面つき
国内初投入 SNS機能も

2018/6/20 23:05
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 アマゾンジャパン(東京・目黒)は20日、画面付き人工知能(AI)スピーカーを、米グーグルなど競合に先駆けて日本で発売すると発表した。天気予報や料理の動画といった情報を画面で確認できる。内蔵カメラを使ったテレビ電話やメッセージの送受信などの機能も追加する。家族や友人とのコミュニケーション分野にも用途を広げ、シェア拡大を目指す。

■ビデオ通話機能、18年度にも?

 新たに投入するのは「アマゾン エコー スポット」。球体の端末に円形の液晶画面を埋め込んだ構造で、価格は1万4980円。20日から同社の電子商取引(EC)サイトで予約を開始し、7月末から出荷を始める。

 米アマゾンは画面付きAIスピーカーは2017年夏に米国で投入し、日本は8カ国目となる。LINEも18年内に投入する計画を掲げているほか、グーグルが7月にまず米国で販売を始める。アマゾンは競合他社に先駆けて日本に投入することで国内シェア拡大につなげる。

 新型スピーカーではECサイトでの買い物履歴のほか、音楽サービスの再生リストやニュースの内容を音声と画面で確認できる。動画コンテンツの早送りや巻き戻しのほか、画面の拡大・縮小表示も声で指示できる。タッチパネル対応の液晶画面を指で操作することもできる。

 外部企業が開発するスマートフォン(スマホ)のアプリに当たる「スキル」も画面付きAIスピーカー向けに拡充する。料理のレシピを動画で確認できる機能や歌詞を見ながら歌えるカラオケなど約50のスキルを取りそろえた。

 画面付きAIスピーカーでは今後、メッセージの送受信やビデオ通話などの機能も追加する。スマホの専用アプリからメッセージを文字で送信すると、スピーカーが音声で読み上げる。声をふき込んで音声データを送ることもできる。外出先から帰宅する際に自宅に連絡するなどといった使い方を想定する。

 内蔵カメラを使ったテレビ電話機能も追加する。離れて暮らす家族と、AIスピーカーを使って連絡を取り合うことができるようになる。

 メッセージやビデオ通話機能について、ジャパンカントリーマネージャーのカレン・ルービン氏は「できるだけ早く提供できるように準備する」としている。早ければ18年度内にも実装される可能性がある。国内のAIスピーカーではメッセージの送受信や無料通話機能は米グーグルも対応しておらず、国内ではLINEが先行している。

 アクセンチュアによると日本でのAIスピーカーの17年の所有率は8%にとどまる。AIスピーカーは1人の消費者が複数社の製品を使い分けるといった使い方は想定しにくい。早期のシェア獲得に向けて、サービス拡充の競争が続きそうだ。

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