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バスケ男子代表に光明 新加入2人が攻守に存在感

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2018/6/25 6:30
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2019年ワールドカップ(W杯)アジア1次予選で4戦全敗と崖っぷちのバスケットボール男子日本代表(世界ランキング48位)にわずかな光明が差してきた。6月15、17日に東京と仙台で行われた格上の韓国(同31位)との強化試合は1勝1敗で、課題だった得点力不足に改善の兆しが見えた。攻守にけん引したのは新加入した2人のビッグマンだ。

20歳の八村、別格のプレー

ゴール下で韓国と競り合う八村(手前右)とファジーカス(同左)=共同

ゴール下で韓国と競り合う八村(手前右)とファジーカス(同左)=共同

「(4連敗した1次予選の)ウインドー1、2に彼らが合流していれば違う結果になっていた。過去のことなので振り返るのはやめますが……」。15日の第1戦を88-80で制した直後の記者会見。日本代表のフリオ・ラマスヘッドコーチ(HC)は明らかに上機嫌だった。

「彼ら」とは、この日がそろって代表デビューとなった八村塁(米ゴンザガ大)とファジーカス・ニック(川崎)のこと。1年前に就任して以来、ビッグマンの得点力不足とリバウンドが日本代表の弱点と考えてきたアルゼンチン人指揮官にとって、2人のパフォーマンスは十分に満足のいくものだったのだろう。

中でも米国の大学シーズンの都合で、このタイミングでの初招集となった八村の存在感は別格だった。パワーフォワードで先発出場した20歳は、8-14とリードされた場面でジャンプシュートを決めて初得点。直後には自陣ゴール下でリバウンドを拾うと、するするとドリブルで駆け上って一気にレイアップシュートを沈めた。

「攻撃でも守備でも僕が要になってチームを引っ張っていくようにいわれた」。そんなラマスHCの期待通り、八村は何度も敵陣へとボールをプッシュ。ボールハンドリングやステップのうまさでそのままシュートに持ち込むだけでなく、相手の守備が整っていない中で味方にパスをさばくなど、視野の広さも見せつけた。

ベナン出身の父を持ち、宮城・明成高時代から恵まれた体格で将来を嘱望されていたが、名門の米ゴンザガ大で2年間もまれてさらに一回り大きくなったよう。「体の使い方(がよくなり)、コンタクトを受けながらシュートを入れられるようになった。気持ちや闘争心も上がっている」と本人が語る通り、ハーフコートの攻撃でも203センチ、102キロの屈強な体は当たり負けせず、ポストプレーでも得点を重ねて2試合で計31得点をあげた。

ビッグマンの得点力不足解消

もう1人のビッグマンが4月に帰化したファジーカスだ。米プロバスケットボールNBAでのプレー経験を持ち、Bリーグの前身時代から川崎で6年間を過ごした33歳。210センチの長身で、ふわりと浮かすフローターに後ろにジャンプするフェイダウェイ、さらには3点シュートなど多彩な攻撃パターンを持ち、第1戦では28得点、13リバウンドを稼いだ。

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