「かっぱ寿司」ラーメンでコラボ 北海道の有名店と

カッパ・クリエイトは21日から「かっぱ寿司」で、有名店とコラボしたラーメンメニューを販売する。人気メニューであるラーメンを強化する「本格ラーメンシリーズ」の第1弾。回転ずし各社はサイドメニューを増やしながら家族層を取り込んでおり、メニューの開発競争が激しさを増している。
販売する「海老ラーメン」(税別390円)は北海道のラーメン店「えびそば一幻」の監修で開発した。えびのだしと味噌などがベースとなる。麺を食べ終わった後に酢飯をスープに入れてリゾット風にする「追いシャリ」(同100円)もあわせて販売する。7月25日からはタイ風の「本格!バーミーヘン」(同390円)も売り出す。
かっぱ寿司での店頭売上高におけるすしの割合は72%。ラーメンは6.8%を占め、サイドメニューでは一番の人気商品になっている。カッパ・クリエイトの澄川浩太専務は「週末には家族連れが増えており、幅広い人に楽しんでもらいたい」とラーメンのメニューを強化する狙いを話す。
回転ずし各社はラーメンや肉、デザートなどサイドメニューを増やしている。ただ、主力である「すし」のイメージを希薄化させる危険性もはらんでおり、メニュー施策のかじ取りは難しさを増している。