在来線の長時間運転中止 JR西社長「渋滞が影響」

2018/6/19 19:51
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JR西日本の来島達夫社長は19日の定例記者会見で、大阪府北部で18日に起きた地震で在来線が10時間以上にわたり運転を見合わせた理由を説明した。線路を目視で点検する担当社員が渋滞に巻き込まれたことや、通勤ラッシュ時で走行中の列車が多く、乗客を降ろす作業などに時間がかかったことが大きな要因という。

地震で交通機関の運行が止まり、再開を待つ人たち(18日、JR大阪駅)

来島社長は「ご利用のお客様にご迷惑をおかけした」と述べた。

大阪府内などの在来線は地震が起きた18日午前8時ごろに広範囲でストップ。JR西は同日夕方に主要路線は運転再開見込みと発表したが、復旧は京都線や神戸線で午後9時、大阪環状線は同10時すぎと大きく遅れた。

同社によると、一定の揺れを観測した場合、点検の担当社員が線路や駅舎への影響を目視で確認したうえで運転再開の可否を判断する。担当社員らは主に車で現場に移動していたが、幹線道路は地震に伴う渋滞が発生し、予定よりも到着が遅れたという。

地震発生時は都心への通勤客に対応するため日中よりもダイヤの密度が高く、143本の列車が駅間に緊急停止した。これらの列車から乗客を降ろす作業に時間をとられたほか、車両基地に収容するための調整にも想定以上の手間がかかったとしている。

来島社長は「当初の見込みの立て方に想定できていないところがあった。反省して次に生かしたい」と説明した。

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