東芝、EV電池のレアメタル 安く調達 鉱山会社と共同で

2018/6/19 16:40
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東芝は19日、電気自動車(EV)用のリチウムイオン電池の量産化に向けてレアメタル(希少金属)の鉱山会社と共同開発契約を結んだと発表した。東芝が開発しているリチウムイオン電池は負極材に「ニオブ」と呼ばれるレアメタルの酸化物を使い、電池容量を従来より5割高める。通常のEVに搭載すると、6分の充電で320キロメートル走行できる。ニオブを安定確保することで調達コストを削減。2020年度の量産を目指す。

ニオブ生産最大手のブラジルの鉱山会社、カンパニア・ブラジレイラ・メタルジア・イ・ミネラソン(CBMM)、双日の2社と共同契約を結んだ。東芝は昨年秋にニオブ酸化物を負極材に添加した大容量リチウムイオン電池を開発した。だが、材料コストの高さが課題になっていた。鉱山会社と共同開発することでニオブ調達コストを抑え、性能と価格の両立を目指す。

リチウムイオン電池はリチウムイオンが電解液を通じて正極と負極の間を行き交じって、充電や放電を繰り返す。負極には主に黒鉛が使われるが、容量拡大のためシリコンなど新規材料への代替の研究開発が活発になっている。

東芝のリチウムイオン電池は三菱自動車のアイ・ミーブやスズキのEVに採用されている。欧州では公共バスにも使われている。インドではスズキ、デンソーと電池の合弁会社を昨年設立。200億円を投じてインドの現地工場は建設する予定。

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