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乾坤一擲のカウンター エジプトFWサラー

The フェース

15日のウルグアイ戦、ピッチ上にその勇姿はなかった。エジプト代表が28年の時間を隔ててW杯の舞台に返り咲いた。記念すべきこの日は、FWサラーにとって26歳の誕生日でもあった。

リバプールの一員として臨んだ5月26日の欧州チャンピオンズリーグ決勝で、レアル・マドリードの主将セルヒオラモス(スペイン)ともつれて倒れた際に左肩を負傷。前半で得点源を失ったリバプールはレアルに敗れ、サラーもW杯出場が危ぶまれる事態になった。

ローマからリバプールに働き場所を移したこの1年、チームと本人の間に劇的なウィンウィンの関係ができあがった。小柄ながら機敏で思い切りのよいサラーの動きは、乾坤一擲(けんこんいってき)のカウンターにかけるイングランドの名門と抜群の相性だった。

同じプレミアリーグでも、13年からチェルシーで過ごした2シーズンはモウリーニョ監督(当時)の下で不遇をかこったが、リバプールのホーム、アンフィールドでは何度もファンを狂喜させ、上司のクロップ監督を小躍りさせた。リーグ戦得点王、イングランドのプロ選手協会とサッカー記者協会の最優秀選手賞をダブル受賞。スペイン紙が伝える本人の言「選手人生で最悪の瞬間」は、そんな至福のシーズンの最終盤に訪れた。

それでも懸命の治療で登録メンバーに名を連ねた。アフリカ最終予選5試合で5得点を決めたサラーは、母国にとっても二つとない宝ものだ。19日のロシア戦で敗れると16強の望みが絶たれる可能性もある。今こそサラーの力が必要だ。

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