人口減少時代の公共交通(8) 利用者目線や情報技術がカギ
土井勉 大阪大学特任教授
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公共交通を取り巻く環境は厳しくなっていますが、地道なマーケティング活動やサービス向上に取り組んだり、観光需要に適切に対応したりするなど、意欲的な経営で乗客数を増やしている事業者もいます。
北海道の十勝バス(帯広市)は住民調査の結果、「不便だからではなく、料金や乗り方がわからず不安だからバスが利用されない」と分析。利用者目線の情報提供や小さな工夫を重ねて乗客を増やしています。こうした事業者は、(1...
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