2018年11月15日(木)

WHO、「ビデオゲーム中毒」を初めて疾病と認定

2018/6/19 3:23
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【ニューヨーク=伴百江】世界保健機関(WHO)は18日、ビデオゲーム中毒を初めて疾病と認定したと発表した。世界の医療機関や保険会社などが疾病のガイドラインとして参照する国際疾病分類(ICD)に「ゲーミング障害」を加えた。ゲーム中毒が疾病と認定されたことで、世界中の障害者の数の調査などにも役立つようになる。

WHOはゲーミング障害の症状として、ビデオあるいはデジタル・ゲームが日常生活におけるすべての利益に優先し、それによって生活に支障が出てもゲームを止められない状況と定義する。個人として、あるいは家族、社会の一員としての活動に支障を来し、教育や就業活動に打撃を与え、そうした症状が最低12カ月間続く場合に、ゲーミング障害と診断される。

ゲーム中毒が精神的ストレスや学業・仕事に妨げになる精神障害が学会や医療機関に報告される例がこの数年間に急増しているのに対応した。

この障害をICDに加えたことで、ゲーミング障害が国際的に医療現場や保険会社によって疾病として認められる基盤が整った。この障害を持つ患者の情報が広く共有され、障害者の数や症状、治療方法などの調査が容易になるという。これが実際に保険会社の健康保険支払いの対象になるかどうかなどは、各国の政府機関の判断になる。

ゲーム中毒については米精神医学協会がすでに2013年に「インターネット・ゲーミング障害」として精神・行動障害の分類に加えていた。WHOでは14年からインターネット、コンピューター、スマートフォンが及ぼす公衆衛生への影響について調査・研究を進め、今回の決定に至った。

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