2018年7月20日(金)

埼玉・嵐山町に国内屈指のラベンダー園

南関東・静岡
2018/6/19 0:30
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 埼玉県嵐山町などは観光ラベンダー園「千年の苑(その)」を開設した。2019年の本格開業時には約8万平方メートルに5万株を植え付ける計画で、国内屈指の大規模ラベンダー園となる予定だ。夏季の新たな観光資源に育てるとともに、ラベンダー園に関連した雇用を生み出す効果を期待している。

今年は6月20日ごろにラベンダーが満開となり、見ごろを迎える予定だ(14日、埼玉県嵐山町)

 東武東上線武蔵嵐山駅から3キロ弱の立地で、都幾川に近い牧草地や水田などを転用した。事業期間は16~19年度で、総事業費は約1億5000万円。財源には国の地方創生加速化交付金などを活用する。

 運営は町や町商工会、観光協会などでつくる協議会が担う。地元農家でつくる農事組合法人「らんざん営農」が40人をパートで新たに雇用し、除草や水やりなどの作業をしてもらう。

 これまでに約5万7000平方メートルに約3万5000株を植えた。6月16日に先行的に一般公開を始めた。紫と白の2品種を植え、色の違いを生かしてハートの形を描く演出もしている。23~24日には「らんざんラベンダーまつり」(入場無料)を開く。有料の摘み取りサービスも提供する。

 本格開業は19年で、3~4品種を植える計画だ。開業期間は6月上旬~7月上旬を予定。維持費に年間3千万円程度を要するため、本格開業後は入場料を徴取する。19年は8万人の来場を見込んでいる。

 同町の16年の観光入り込み客数は約39万人。都幾川桜堤や紅葉の名所の嵐山渓谷のほか、千年の苑の西隣に嵐山渓谷バーベキュー場もある。同町は、ラベンダー園を夏季の観光名所に育てて「地域活性化の起爆剤にしたい」(岩沢勝町長)考えだ。県内には秩父市の芝桜や日高市のマンジュシャゲなど、関東有数の花の名所もあることから、これらの花と季節が競合しない点も考慮したという。

 ラベンダーは香料の原料などの加工品にも利用できる。将来的にはラベンダー園の花を活用した特産品を開発し、町内の店舗で扱ってもらうことも検討する。

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