窓口の出入金、自分で 荘内銀「セミセルフ」ATM

荘内銀行は18日、山形市内の桜田支店にクイックカウンターを設置した。セミセルフ端末と呼ばれるATMを通常の窓口に併設し、入出金は顧客が直接端末を操作することで、待ち時間短縮と支店業務の効率化につなげる。同じフィデアホールディングス(HD)の北都銀行は試験導入しており、両行のノウハウを共有して全店に広げる。
富士通製のATMを1台、窓口の横に設置した。税金の支払いでは電話番号を伝票に手書きするなど窓口業務には手作業が残っている。これらを行員が手助けしながら端末に入力し、現金の入出金は顧客が直接端末に出し入れすることで、待ち時間を半減できる可能性もあるという。
インターネットバンキングへの移行などで窓口を使う顧客は減少傾向だが、振り込みと入金など一度に複数の取引を依頼するケースが多い。今後はさらに複雑な取引でも伝票記入をやめ、端末を使ったやりとりに移行していく。