大阪北部の地震、海外メディアも報道 観光客「悪い夢かと」
世界的企業の拠点が集積し、外国人観光客らが多く訪れる大阪エリアで18日午前起きた地震は、海外メディアでも大きく報じられた。
米ブルームバーグは大阪などの被災地を「パナソニック、任天堂、キーエンスなどの本社や多くの工場が集積する」と紹介し、操業停止などが相次いだことを伝えた。
英BBCは鉄道駅構内にあふれる人や水道管が破裂する映像を流した。ロシア国営テレビも開幕中のサッカーワールドカップ(W杯)などに続くトップ級の扱いで、崩れた煙突や陥没した道路の様子を伝えた。
ロイター通信の取材に応じた米国人女性(19)は地震発生当時、大阪市内のホテルで就寝中だったといい「初めての経験で混乱し、悪い夢かと思った」などと語った。
中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」上では「本当に怖くなった。帰国したい」などとする訪日中の観光客とみられる中国語の投稿が目立った。「電車や新幹線が止まっているのに(駅のホームで)列を乱していない」と感心する声もあった。
海外メディアの報道では近畿地方の原子力発電所に異常が報告されなかったことや、過去の直下型地震の例として1995年の阪神大震災に言及する例が目立った。
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