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スイスの堅守破れず ブラジルはドロー発進

2018/6/18 7:15
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1-1のドローに終わり、落胆するネイマール=ロイター

1-1のドローに終わり、落胆するネイマール=ロイター

両手を合わせて救世主メッシの覚醒をじっと待つのがアルゼンチンなら、ブラジルはこの2年間「ネイマール依存症」の治療に努めてきた。荷を軽くすることがネイマールを生かすことになると、チチ監督は考えたのだ。

右足甲の負傷が癒えて間もないエースの出来は好調時の七掛け程度。これで世界ランク6位のスイスに勝てばリハビリの成果ありと胸を張れたが、そうは問屋が卸さなかった。追いつかれてのドロー決着に「もちろんアンハッピー。満足できる結果じゃない」とチチ監督。

コウチーニョが神品のミドルシュートを決めた20分までのブラジルは胸の弾む出来栄えだった。

七掛けでもネイマールはネイマール。守備はお粗末だがボールを持てば反則を誘えるし、時にはイエローカードを相手に押しつける。ドリブルをうまく陽動に使って、空いたスペースに誰かが潜りこむ。左SBマルセロのクロスの跳ね返りがコウチーニョの前にこぼれた先制点は、まさにこの形。こういう工夫があるだけ「神様仏様メッシ様」に終始したアルゼンチンの初戦よりはずっといい。

だが得点後、サンバの旋律は潮が引くように遠のいた。つまみを回してボリュームを小さくするような、半ば意図的な出力調節に見えた。

50分にCKから失点すると再び攻勢を強めたが、スイスが築いた城壁の手前から放つシュートは入ってくれない。新鋭ガブリエルジェズスがペナルティーエリア内で倒れても主審の笛は鳴らず、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)も鳴りを静めたまま。

ガブリエルジェズスの一件はよく見えなかったというチチ監督だが、スイスの得点については「完全なファウルだ」と憤怒する。映像で見ても、たしかに得点者のツーベルがブラジルのミランダを押している。だが、自分たちのゴール前で体を張るべきCBが、ああもたやすく突き飛ばされては……。

審判とVARの慈悲にすがる、これも一つの依存症かと案じられてくる。

(ロストフナドヌー=阿刀田寛)

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