福岡市と世銀が連携 途上国のスタートアップ支援で
福岡市と世界銀行は15日、スタートアップ支援など福岡市が持つノウハウを発展途上国や新興国に提供するための覚書を締結した。市の取り組みに関心を持つ途上国の実務者を受け入れ、市内で研修を実施するほか、市職員を海外に派遣する。環境負荷を低く抑えたごみ埋め立て技術や漏水率の低い水道技術なども提供する考えで、ビジネスチャンス拡大につなげる。
日本の都市が持つノウハウを途上国の発展に生かす世銀の「都市パートナーシッププログラム」の一環。福岡市は「持続可能で住み良いまちづくり」「競争力を有する都市」としての取り組みが評価された。
15日に市役所を訪れた世銀幹部のエデ・ホルヘ・イジャズ・バスケス氏は「水管理やコンパクトシティ、優れた交通手段などがあるからこそ福岡市に人々が集まってくる。世界の様々な市長が学ばなければならない」と話した。
福岡市によると、これまで世銀は横浜市とスマートシティ、北九州市と廃棄物管理の分野で連携しており福岡市が6都市目。
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