クボタ、自動運転のコンバイン 作業時間1割減

2018/6/15 17:27
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クボタは15日、自動運転で稲や麦を収穫するコンバインを12月に発売すると発表した。全地球測位システム(GPS)の位置情報を活用。最初に水田や畑を2~3周すると、最適なルートを設定して自動運転で農作物を収穫する。通常のコンバインに比べ作業時間を1割削減できる見通しだ。人手不足に対応し、ICT(情報通信技術)で農業を効率化する。

新製品「アグリロボコンバイン」は、GPSと農場に設置する基地局を活用し、数センチメートルの誤差で自動運転する。作業者が乗る必要はあるが、旋回などの操作は要らない。農作物をためるタンクがいっぱいになりそうになると、畑の外に止めたトラックまで自動で移動する。農業に不慣れな初心者でも効率よく作業できる。

価格は税別1570万円から。基地局代として120万円が別途必要。2019年に20台の販売を目指す。南竜一執行役員は同日、千葉県内の農場で開いた発表会で「ICTやロボット技術で誰でも最適な収穫作業ができる」と強調した。

農機大手は農家の高齢化や農業人口の減少を受けて自動運転技術に力を入れている。クボタは今後、無人運転のコンバインも開発する計画だ。2台を並走させ、1台は作業者が乗り、もう1台は無人運転といった使い方を想定している。井関農機も自動で直進する田植機の品ぞろえを拡充する。

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