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盗まれた自転車を追跡 IoT通信サービス活用

日経クロステック

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は2018年6月13日から15日まで千葉市の幕張メッセで開催された展示会「Interop Tokyo 2018」で、同社が提供するIoT(モノのインターネット化)向け通信サービス「Sigfox(シグフォックス)」を活用したソリューションを展示した。

SigfoxはLPWA(ローパワー・ワイドエリア)通信規格の1つで、日本国内ではKCCSが17年2月に商用サービスを始めた。

ブース内では、場違いなところに止めてある自転車(ロードバイク)が目を引いた。ネクストスケープ(東京・新宿)が開発中の自転車見守りサービス「AlterLock」のデモ用だ。18年秋ごろのサービス開始に向け開発を進める。初期費用9000円程度、月額費用350円程度での事業化を計画している。

GPSや振動センサーを内蔵

自転車のフレームには見守り用のデバイスが特殊な金具で取り付けられており、容易に外せない。デバイスはSigfoxとBluetooth Low Energy(BLE)通信機能、全地球測位システム(GPS)センサー、振動センサーと電池などを内蔵している。電池は1度充電すると最大2カ月使える。BLE通信機能を持つスマートフォンと組み合わせて使う。

持ち主が自転車を止めてBLE通信圏内から離れると、見守り機能が作動する。持ち主以外の第三者が自転車を動かそうとすると、振動センサーが検知。Sigfox経由で持ち主のスマートフォンに警報を出す。

自転車が持ち去られた場合、Sigfoxを介してGPSで取得した所在地が持ち主に伝わる。山間部などSigfoxの通信圏外まで持ち去られた場合は追跡できないが、圏内に戻ると通信を再開する。

ネクストスケープの担当者は「高価なロードバイクの盗難が都市部で多発しており、転売目的のことが多い」と説明する。フリマアプリなどで都市部の人に転売された場合、2カ月以内で電池が残っていればSigfox通信が再開し、所在地が判明する。こうした機能を持つ自転車の盗難をちゅうちょさせる抑止効果も期待できるという。

ブース内ではSigfoxでゴミ箱の残容量を通知する「スマートゴミ箱」や、使用量を通知する「スマート水道メーター」なども展示していた。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 清嶋直樹)

[日経 xTECH 2018年6月14日掲載]

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