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2歳戦開幕、名牝の子快勝 はやクラシック候補出現

2018/6/17 6:30
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6月から2018年の2歳戦が始まった。10日の阪神では05年のオークス(G1、東京芝2400メートル)を勝ったシーザリオの子、サートゥルナーリア(牡、栗東・角居勝彦厩舎)がデビュー戦を快勝。来年のクラシック候補が早くも出現した。

サートゥルナーリアは芝1600メートルの新馬戦に登場。道中は先行馬群の内柵沿いからレースを進めた。最後の直線で馬の間をついてくると、しっかりとした末脚で抜け出した。ゴール前では騎手のミルコ・デムーロが手綱を抑える、余裕十分の勝ちっぷり。同騎手はレース後、「力が違った。今回のレースの感じなら距離が延びても大丈夫」とパートナーを褒めた。

母のシーザリオは日本でオークスを勝った直後、米国へ遠征し、現地でも芝2000メートルのG1を制した。ただ、故障のため、このレースを最後にわずか6戦で引退を余儀なくされた。短い現役時代に証明した高い能力は、子供にもしっかりと伝わっており、ここまで14年のジャパンカップ(東京芝2400メートル)などを制したエピファネイア、15年の朝日杯フューチュリティステークス(阪神芝1600メートル)を勝ったリオンディーズと、2頭のG1馬を送り出した。

サートゥルナーリアの期待はデビュー前から高かった

サートゥルナーリアの期待はデビュー前から高かった

サートゥルナーリアの父は12、13年に短距離王として国内外でG1を6勝したロードカナロアである。ロードカナロアの産駒は今年の3歳が最初の世代だが、牝馬のアーモンドアイが桜花賞(G1、阪神芝1600メートル)とオークスを勝ち、牝馬2冠を達成するなど、初年度産駒から多くの活躍馬が現れた。

父母ともに自身の競走成績が良く、その子供たちも実績を残しており、サートゥルナーリアはかなりの血統馬といえる。陣営も「この時期の2歳馬でここまでしっかりしている馬はなかなかいない」(角居厩舎の調教助手)とデビュー前から大きな期待を寄せていた。

初戦から非凡な能力を発揮したことで、来年のクラシックに向け、楽しみが広がった。4歳になってからもG1を勝ったエピファネイアのように、兄弟には成長力のある馬が多い。父のロードカナロアも古馬になってさらに成長した。血統に裏打ちされた成長力がありそうで、将来性は豊かだ。

3歳クラシックの中でも大目標となる日本ダービー(G1)は芝2400メートルで行われるが、欧州の血が入った母系は重厚感があり、ロードカナロアも初年度からオークス勝ち馬を出した。折り合いさえつけば問題なくこなせそうだ。兄たちに続く大舞台での活躍が期待される。

(関根慶太郎)

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