2019年2月19日(火)

米韓軍事演習の中止を支持 次期駐韓大使のハリス氏

2018/6/15 9:57
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【ワシントン=中村亮】駐韓米大使に指名されたハリー・ハリス前太平洋軍(現・インド太平洋軍)司令官は14日、トランプ米大統領が打ち出した米韓合同軍事演習の中止を支持する考えを表明した。12日の米朝首脳会談で完全な非核化を約束した北朝鮮の本気度を見極める必要があると強調した。マティス米国防長官は14日、日韓の防衛相とそれぞれ電話協議し、今後の軍事演習のあり方を巡り意見交換した。

ハリス氏は14日の上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮情勢について「首脳会談後に状況が劇的に変わった」と指摘した。ハリス氏は米韓演習を継続する重要性を主張してきたが、北朝鮮の非核化への行動を対話を通じて促すため「大規模な軍事演習は一時中止すべきだ」と訴えた。

トランプ氏は12日、軍事演習を「(北朝鮮に対して)挑発的だ」と指摘。軍事費節約のためにも北朝鮮との対話の間は合同演習を中止すべきだとの考えを表明していた。

当面は8月に予定する定例の合同指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」の実施が焦点となる。ハリス氏は大規模演習が凍結された場合でも、在韓米軍の通常の訓練を継続すれば米軍の即応性には影響が小さいとの見方を示した。北朝鮮の核兵器の脅威については「懸念は残る」と述べた。

これに関連し、マティス国防長官は14日、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相と電話協議した。米国防総省によると、両氏はトランプ氏の意向の実現に向けた合同軍事演習のあり方に関して協議した。マティス氏は小野寺五典防衛相とも電話協議し、アジア地域で米軍の即応性を維持する考えを確認した。日韓では北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を起こす前に軍事演習を中止することについて慎重論があり、今後も調整を続ける。

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