2018年6月19日(火)

米国務長官 対北朝鮮 非核化まで制裁継続

米朝首脳会談
中国・台湾
朝鮮半島
北米
2018/6/15 0:30
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 【北京=永井央紀、ワシントン=永沢毅】ポンペオ米国務長官は14日、北京で王毅国務委員兼外相らと会談し、非核化を終えるまで北朝鮮への制裁を継続する考えを伝えた。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の会談結果を説明した。この後、習近平(シー・ジンピン)国家主席にも会った。

 ポンペオ氏は王毅氏との共同記者会見で「非核化は速やかに進める必要がある」と力説。北朝鮮が保有する核兵器の能力を把握することが極めて重要だと指摘した。来週にも開く北朝鮮高官との協議で議論すると表明した。

 非核化には「やるべきことが多く、実現できないリスクもある」とも述べた。王毅氏は米朝首脳会談を「成功した歴史的な会談だった」と評価した。

 米中間の非核化の進め方をめぐる溝もにじんだ。王毅氏は「朝鮮半島問題の解決には関係国の参画が不可欠だ。中国は果たすべき役割を発揮する」と積極関与する考えを強調した。

 中国は自らが議長を務める6カ国協議を再開したいのが本音。ロシアなどを巻き込んで米主導の流れを食い止めるためで、米朝2国間での進展を警戒する。

 北朝鮮への制裁に関してはポンペオ氏が「非核化が完全に実現するまで続ける」と語った。中国は北朝鮮が非核化へ行動を取れば途中段階での緩和もあり得るとの立場だ。

 王毅氏は「北朝鮮の(安全保障上の)懸念を解決することが重要だ」と述べ、体制保証の合意を守るよう求めた。

 ポンペオ氏は南シナ海で中国が進める軍事拠点化や米国の対中貿易赤字にも言及した。王毅氏は「米国は貿易問題で非建設的で単独主義的な行動を取らないでほしい」と主張した。これに先立ちソウルで日米韓3カ国の外相会談を開いた。

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