2018年6月24日(日)
速報 > 人事 > 記事

アイカーン派の幹部、富士ゼロックス取締役に 玉井副社長が社長昇格

エレクトロニクス
2018/6/14 19:48
保存
共有
印刷
その他

 富士ゼロックスは14日、玉井光一副社長(65)が社長に昇格する人事を発表した。米事務機器大手ゼロックスのジョン・ビセンティン最高経営責任者(CEO)は取締役に就任する。富士ゼロックスは構造改革や米ゼロックスの買収難航などの懸案に直面している。富士フイルムホールディングス(HD)の事業を立て直した玉井氏が社長に就くことで、成長の道筋をつけたい考えだ。

 富士ゼロックスは2017年に不適切会計で経営陣を大幅に刷新し、生え抜きの役員は6人から3人に半減した。今回の人事でも生え抜きの栗原博社長と徐正剛取締役が退任する。ただ社長に就任予定の玉井氏は「会計の問題は1年前の人事で完結している。ガバナンスを効かせるのが目的の人事ではない」と説明した。

 富士ゼロックスは今回の社長人事に合わせて、米ゼロックスのビセンティンCEOが取締役に就く人事も発表した。同氏はゼロックス大株主のカール・アイカーン氏が推薦し、5月に同社のCEOに就いた人物。ビセンティン氏はゼロックス前CEOのジェフ・ジェイコブソン氏の後任になる。アイカーン派の人物が富士ゼロックス経営陣に加わることで、買収の可否に影響を及ぼす可能性もありそうだ。

 富士フイルムHDは1月末の会見で、ゼロックス買収を今秋までに完了させる方針を示していた。6月にも予定されていたゼロックス株主総会で承認されれば、ゼロックスの新経営陣を発表する計画だった。玉井氏はゼロックス買収が遅れていることについて「富士ゼロックスとの人事は全く関係ない」と話した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報