2018年6月22日(金)

情報抜き取りソフト設定の疑い 大阪医科大生を逮捕

社会
2018/6/14 18:34
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 情報を抜き出すことができるソフトを共用パソコンに無断でインストールしたとして、大阪府警サイバー犯罪対策課などは14日、大阪医科大4年、小花皓朗容疑者(23)=大阪府箕面市坊島1=を不正指令電磁的記録供用の疑いで逮捕した。

 同課や大学によると、ソフトがインストールされていたのは教員が講義用に使う教室内のパソコン。小花容疑者の不正なインストールにより、全学生が学内の端末で講義資料や試験問題のほか、付属病院の診療記録などの個人情報を閲覧できる状態だったという。学外への個人情報流出は確認されていない。

 同課によると、ソフトはUSBのデータを指定した保存先に自動でコピーする機能があり、インターネット上で無料で入手できる。小花容疑者が不正にコピーした文書や画像などは計約46万点に上るという。「勉強のために講義資料がほしかった」と供述している。

 逮捕容疑は1月と4月、教室内のパソコン2台にソフトを無断でインストールした疑い。

 小花容疑者はデータの保存先として、学生が自由に使える学内のパソコン内のフォルダを指定していた。同課はほかの学生の閲覧やデータの学外への流出の有無についても調べる。

 大阪医科大の大槻勝紀学長は同日記者会見し、「関係者に多大な迷惑をかけたことを深くおわびする」と謝罪した。今後は学内のパソコンの管理を強化し、教職員と学生に情報管理を徹底させるとしている。

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