2018年8月17日(金)

検査結果見逃し患者死亡 肝障害、静岡がんセンター

2018/6/14 17:29
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 静岡県立静岡がんセンターは14日、県東部に住む60代の男性患者が抗がん剤の副作用で肝機能障害を起こしたのに気付かず治療を続け、症状が悪化し昨年9月に死亡したと発表した。血液検査で出た肝機能の数値異常を見逃していた。

 センターによると、男性は直腸がんと肝転移のステージ4と診断されていた。昨年7月中旬に3週間の抗がん剤服用と1週間の休薬を1サイクルとする1回目の治療を始め、終了時の検査で肝機能障害を示す数値が出ていたが、担当の男性医師が確認しないまま、2回目の治療を始めた。

 男性は2週間後の8月下旬に劇症肝炎のため緊急入院し、10日後の9月上旬に死亡した。直接的な死因は薬剤性肝障害だった。男性が服用していたのは錠剤で、副作用で肝機能障害を引き起こす可能性がある抗がん剤だった。

 遺族とは今年5月に示談が成立。センターは、看護師や薬剤師が検査データを確認するなどとした再発防止策を講じた。記者会見した高橋満病院長は「患者の生命に関わる重大な医療事故。患者と家族の皆さまに多大な心痛をかけ、県民の信頼を損なったことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。〔共同〕

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