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フリー クラウド会計ソフト、中小のお金の悩み解決

「クラウド会計ソフト」に2013年、いち早く参入したフリー(東京・品川)。業務効率向上を目指す中小企業や個人事業主からのニーズが高く、利用は2月に100万事業所を超えた。人工知能(AI)を使った自動仕訳やエラー確認の機能も充実している。佐々木大輔社長に事業について聞いた。

――クラウド会計ソフトについて教えてください。

「経理業務に必要な作業を自動化したソフトだ。銀行口座やクレジットカードのネットサービスを会計ソフトと連動すると、リアルタイムで入出金の履歴を自動取得し支払先や入金元を確認する。人工知能で金融機関との取引データを自動仕訳し、専門知識がなくても会計管理ができる」

――創業の背景は。

「会社員時代に中小企業の技術活用の遅れを実感していた。小学生の時に自営業だった父親のパソコンでゲームと会計ソフトをいじっていた。ところがスタートアップの最高財務責任者(CFO)時代、会計ソフトを見ると全く進化しておらず、ゲームはこれほど進化したのにと衝撃を受けた。その後グーグルで中小企業向けマーケティングを担当したこともきっかけになった」

――海外の株主が多いですね。

「これまで96億円を調達してきたが、戦略的に海外のベンチャーキャピタル(VC)や政府の投資会社から出資を受けている。常に世界中との競争を意識する中で、国内外のネットワークと勘所を持つ株主に支えられてきた。日本の投資家でも赤字で先行投資を続ける事業モデルの成長性を理解してくれる人は出てきているが、スタートアップ側と一緒に学び、成功事例を作っていく必要がある」

――中小企業や個人事業主を支えるサービスを広げています。

「登記簿謄本や決算書を提出することなく発行できる事業用のクレジットカードを17年から提供している。起業したての頃は自分もカードを作れず、サラリーマンを与信の基準にするのはおかしいとカード会社にアプローチしたことがある。今やカード会社側がフリーを使えば新規顧客を得られると前向きに見てくれており、想定以上の結果に驚いている」

(吉田楓)

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