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ナダル、当意即妙の受け答えと知識も「王者」
全仏テニス、珍問答も名言も

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2018/6/15 6:30
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テニスの全仏オープンはラファエル・ナダル(スペイン)の2年連続11度目の戴冠で幕を閉じた。コート上に負けず劣らず、いつにも増して盛り上がったのが試合後の記者会見だ。

四大大会の記者会見は面白い。トップ選手の強烈な個性に加え、世界中から集まる記者の関心は多岐にわたる。暗黙の前提や「空気」が存在しないから、通り一遍のやり取りで収まらない。試合の話もほどほどに、コート外での話題や時事ネタにまで及ぶ珍問答は時に笑わせ、時に名言を生む。

セリーナ「強い母象徴するウエア」

セリーナ(左)のウエットスーツのように全身にフィットした黒のウエアに関心が集まった=AP

セリーナ(左)のウエットスーツのように全身にフィットした黒のウエアに関心が集まった=AP

出産を経て復帰を果たしたセリーナ・ウィリアムズ(米国)はウエットスーツのように全身にフィットした黒のウエアに関心が集まった。「なぜあのような普通じゃないウエアを着ているのか?」「大会側からは何も言われないのか?」。相次ぐ質問に女王はのたまった。「普通って何? 誰かがルールを決めているの? ファンタジー好きな私はあのウエアを着るとスーパーヒロインになった気がする。出産後に血栓の問題が出てきたけれど、あのフィット感は動きをよくする機能性もある。『強い母』を象徴するウエアといえるわね」

帰還した女王の余波は他の選手の記者会見にも及んだ。過去2勝19敗とやり込められているマリア・シャラポワ(ロシア)のその一コマ。「セリーナのウエアをどう思うか?」。「(ウエアを提供している)ナイキがコメントを出しているでしょう」。「ファッション性という観点からどう思うか?」「まぁ、個性や人との違いをああいう形で表現できるというのもテニスの素晴らしいところだとは思うわ」。微妙な反応を示したスタイリッシュなこちらの元女王との再戦が、S・ウィリアムズの体調不良による棄権でニアミスに終わったのは実に残念である。

子ども同士の誕生日が近く、S・ウィリアムズと親交がある男子元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)もコメントを求められた。「母になったプレーヤーが復帰するのは、男子プレーヤーが父になる以上に難しいと思うか?」「そう思う」「なぜそう思うか?」。執拗な突っ込みに元王者はややたじろぎながらも答えた。「いや、それは明白ではないだろうか。妊娠と出産、その後の体調の変化など。様々な壁を乗り越えたセリーナは史上最高の女性アスリートだと思う」

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