2018年8月21日(火)

世界のエネ消費、17年2.2%増に加速 英BP統計

環境エネ・素材
2018/6/14 7:11
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 【ロンドン=篠崎健太】英石油大手BPが13日発表した世界エネルギー統計によると、2017年の世界のエネルギー消費量は16年比2.2%増えた。伸び率は16年(1.2%)から加速し、13年以来4年ぶりの大きさになった。経済成長により、石油や天然ガスの需要が新興国を中心に広がった。減少傾向にあった石炭の消費量は13年以来の増加に転じた。

 17年のエネルギー消費量は135億トン(石油換算)で、伸び率は過去10年平均の1.7%を上回った。先進国で構成する経済協力開発機構(OECD)加盟国は1.3%増、OECD非加盟国は2.8%増だった。消費量が世界最大の中国は3.1%増え、全体の伸びの約3分の1を占めた。

 石油は1.8%増えた。天然ガスは3.0%増と10年以来の高い伸び率になった。石炭は1.0%増とプラスに転じた。二酸化炭素(CO2)の排出量が多く、環境対策による天然ガスへの移行などで、16年まで3年連続で減っていた。17年はOECD加盟国で減少が続いた半面、主にインドや中国で増えて全体の石炭消費量を押し上げた。

 こうした結果、エネルギー消費に伴うCO2排出量は1.6%増加した。16年までの3年間はほぼ横ばいだった。BPのグループチーフエコノミスト、スペンサー・デール氏はロンドンでの説明会で「電力部門で過去20年超にわたり進捗が乏しいことを懸念している」と述べ、CO2の排出抑制へエネルギー転換を進める必要性を指摘した。

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