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欧州競馬に強豪続々 凱旋門賞へ注目レース続く

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2018/6/16 6:30
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3月末に2018年シーズンが始まった欧州の平地競馬。まだ序盤戦だが、ここまででも多くの見どころがあった。現時点で凱旋門賞(10月7日、G1、仏・パリロンシャン、芝2400メートル)の優勝候補筆頭に挙げられるクラックスマン(牡4、英)が苦戦の末、1日のコロネーションカップ(G1、英・エプソム、芝約2400メートル)に優勝。シーズン最初のG1、ガネー賞(4月29日、仏・パリロンシャン、芝2100メートル)に続き、今季2連勝と好スタートを切った。3日の仏ダービー(シャンティイ、芝2100メートル)ではディープインパクト産駒のスタディオブマン(牡3、仏)が勝つなど、3歳クラシック戦線も話題は豊富だ。その一方で、17年の凱旋門賞馬エネイブル(牝4、英)は脚部不安で休養中。同馬がいつ復帰するかも今後の注目点になりそうだ。

現時点で欧州最強の古馬牡馬

辛勝ながらもコロネーションカップを勝ったクラックスマン(左)が現時点で凱旋門賞の1番人気となっている=ロイター

辛勝ながらもコロネーションカップを勝ったクラックスマン(左)が現時点で凱旋門賞の1番人気となっている=ロイター

クラックスマンのコロネーションカップは辛勝だった。道悪のなか、後方を追走していたが、最後の直線では逃げ粘る伏兵のサロエン(牡4、英)をなかなか捕まえられずに苦しんだ。ゴール直前で馬場のいい外柵沿いに持ち出すと、ようやく加速がつき、サロエンをかわした。着差は頭差だった。現地からの報道によると、陣営は当初、道悪のエプソム競馬場の下り坂での走りがよくなかったことを苦戦の原因に挙げたが、ジョン・ゴスデン調教師は後日、「クラックスマンはスタート前にゲート内で強く頭をぶつけた」と明かした。

いろいろなマイナス要素を考慮すれば、わずかな差でも勝ちきったのは地力の高さの証明といえるだろう。実際、今季初戦のガネー賞は2番手から抜け出す楽勝だった。シーズン序盤の一戦で苦戦をしたからといって、評価は下がらない。

次戦は英王室主催のロイヤルアスコット開催の目玉レース、プリンスオブウェールズステークス(20日、G1、アスコット、芝約2000メートル)を予定。英ブックメーカー各社は現在、このレースの前売りで同馬を単勝1倍台の1番人気に評価している。現時点で欧州最強の古馬牡馬であることは間違いなく、今後のレースぶりから目が離せない。

3歳馬ではディープインパクト産駒がクラシック戦線の話題の中心となった。2日の英ダービー(G1、エプソム、芝約2400メートル)では直前の英2000ギニー(同、ニューマーケット、芝約1600メートル)を勝ったサクソンウォリアー(牡、アイルランド)が圧倒的な1番人気で出走した。ただ、初の2400メートル級の距離と起伏の激しいエプソムのコース形態に苦しんだか、直線で伸びきれず4着に敗れた。

勝ったのは中位から力強く伸びたマサー(牡、英)だった。同馬の父は08年の英ダービー馬ニューアプローチ、母の父は、シーザスターズ、ゴールデンホーンと2頭の英ダービー馬を送り出したケープクロス。2400メートル級のレースの適性も高かった。サクソンウォリアーは30日のアイルランドダービー(G1、カラ、芝約2400メートル)への出走が見込まれる。陣営はこのレースの内容を見て、同馬の距離適性を判断するだろう。今後に向けて重要なレースとなる。

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