2018年10月21日(日)

5月のOPEC産油量、8カ月ぶりの増加 サウジが増産

2018/6/12 22:00
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【カイロ=飛田雅則】石油輸出国機構(OPEC)が12日発表した加盟14カ国の5月の産油量は日量3186万バレルで前月より約3万バレル増えた。前月比増は2017年9月以来で8カ月ぶり。経済混乱が続くベネズエラは減産したが、埋蔵量の大きなサウジアラビアが増産した。全体としてOPECの減産目標は維持されたため、発表直後の市場の反応は鈍かった。

市場では増産は織り込み済みとの声が多い=ロイター

原油価格の指標となる北海ブレント原油の先物価格は12日、前日比で小幅安の1バレル76ドル台で推移。サウジの増産は織り込み済みとの声が多い。

サウジの産油量は約8万バレル増え、998万バレルとなった。同国のファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は5月下旬、生産を増やす準備があると指摘。その言葉通り、産油量を増やし、6月に入り1000万バレルに達したとの観測も浮上している。

サウジが増産に転じたのは、有力産油国のイランの輸出量が今後、米国の核合意離脱による制裁再開で減るとの見方が広がったためだ。サウジはイランを敵視し、同国への制裁再開を支持している。ところがイラン制裁による原油高はガソリン価格を押し上げ、トランプ米政権には打撃となるため、サウジが米国に配慮したとの見方もある。

OPECとロシアなど非加盟国は17年1月から協調減産を続けている。

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