2018年8月18日(土)

富士通、スポーツにIT活用 関連会社が事業開始

ネット・IT
IoT
2018/6/12 16:56
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 富士通は12日、スポーツ分野の映像検索・分析事業を分社した「RUN.EDGE(ラン・エッジ)」が事業を開始したと発表した。プロ野球の投打球データなどを分析するクラウドサービスを手掛ける。スポーツへのIT(情報技術)活用は今後の有望市場。2020年の東京五輪・パラリンピックを控えスポーツ強化への関心が高まっていることも追い風だ。

富士通はスポーツへのIT技術活用に力を入れる

 プロ野球球団などに映像データを活用した選手の投打フォームの分析サービスなどを提供する。正しいフォームで投げている時と、そうでない時を映像を基に比較して、成績向上につなげるといった活用が見込まれる。今後は野球のほかサッカーでも、フォームやボールの飛んだ方向の分析に活用していく。アメリカンフットボールやバスケットボールも対象にしていく計画だ。

 「RUN.EDGE」は富士通が手掛けてきたスポーツ分野向けの映像検索・分析技術を基に、スタートアップ企業スカイライトコンサルティング(東京・港)の経営手法を取り入れる。スポーツ向けビジネスに特化することで19年度に4億円の売上高をめざす。

 スポーツビジネスは成長が見込まれる有望市場だ。政府は12年に5.5兆円だったスポーツ産業の市場規模を、25年には15兆円まで拡大させる目標を掲げる。東京五輪が追い風になるのに加え「IT活用による成績アップや効果的な強化が期待される」(富士通)分野であることも大きい。

 富士通は国際体操連盟などと、技の高度化が進み常に肉眼で正確な判定を下すのが難しくなっている体操競技で審判の採点支援システムの実用化に取り組んでいる。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用したなわとび運動により児童の運動能力育成を支援する「なわとびセンシングサービス」にも取り組んでいる。(増田有莉)

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