2018年10月16日(火)

静岡がんセンターなど、放射線治療の精度高いシート

2018/6/11 22:00
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静岡県立静岡がんセンター(静岡県長泉町)とゴム製品の製造・加工のア・ジャストポリマー(同県御殿場市)は共同で、皮膚がんなどに使う新たな放射線治療用シートを開発した。既存のシートに比べ人体の凹凸に隙間なく密着でき、治療精度を高められるのが特長だ。

新開発のシートは透明性や柔軟性を保持

新開発の「3Dアジャストボーラス」は顔や乳房など凹凸のある部位に隙間なく密着できる放射線治療用シート。X線などは皮膚から体内に数ミリメートル~数センチメートル入ったところで線量が最大になる。皮膚の治療時には、皮膚に似た性質のシート(厚さ数ミリメートル)を皮膚に乗せ、皮膚上で線量を最大にする必要がある。

既存シートは凹凸のある部位への密着が困難だった。新製品はポリウレタンゴムを使い、シートの透明性や柔軟性を保持。ア・ジャストポリマーの加工技術で患者ごと作製した型をもとにシートを形成。凹凸部位の密着状態を目視しながら治療できる。

静岡がんセンターは2018年中に臨床実験を実施。その後はア・ジャストポリマーが他の医療機関にも販売する。価格はサイズなどによって異なるが、数万~十数万円程度を想定している。

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