拉致被害者「返す約束を」 米朝会談前に家族ら

2018/6/11 17:31
保存
共有
印刷
その他

史上初の米朝首脳会談が12日に開かれるのを前に、北朝鮮による拉致被害者家族会のメンバーが11日、東京都内で記者会見し「このチャンスを逃したら家族は永遠に帰ってこない」と拉致問題の解決を改めて求めた。

米朝首脳会談を前に記者会見する家族会の飯塚繁雄代表(左)と横田早紀江さん(11日午後、東京・永田町)

トランプ米大統領は会談で拉致問題を取り上げるとしている。田口八重子さん(失踪当時22)の兄で同会代表の飯塚繁雄さん(80)は「はっきりと日本人を返すという約束を取り付けるのが大事。機会は今回しかない」と訴えた。

高齢になった自身やメンバーの体調不良が深刻といい、「被害者が帰ってきても親や兄弟がいなければ悲劇。どんな手段であろうと帰国させて」と求めた。

横田めぐみさん(同13)の母、早紀江さん(82)は「とうとうここまでやってきた」と感慨をにじませた。拉致問題が広く知られる前に署名活動を始め、世論や政府に訴えてきた経緯を振り返り「北朝鮮の指導者が米国の大統領と会うのは奇跡。長い年月をかけて活動してきたかいがあった」と話した。

入院中の夫、滋さん(85)は病室に飾っためぐみさんの写真を眺め、12日の会談に期待を寄せているという。早紀江さんは「もうすぐ帰ってくるかもしれないから頑張らなきゃならないよと話している。金正恩氏に人間として親の心を分かってほしい」と言葉を振り絞った。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]