日本コカ、炭酸入り「い・ろ・は・す」 飲食店向け投入

2018/6/11 15:08
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日本コカ・コーラは11日、ミネラル水の主力ブランド「い・ろ・は・す」で瓶入りの炭酸水を発売したと発表した。狙うのは飲食店など業務用市場の開拓だ。清涼飲料市場で国内首位の日本コカだが、競合の攻勢を受ける業務用の強化が課題となっていた。新商品の投入で巻き返しを狙う。

富山県砺波市の軟水にやや強めの炭酸を加えた

新商品の名称は「い・ろ・は・す グラススパークリングウォーター」。同ブランドでは瓶入りの商品は初となる。富山県砺波市の軟水を使用し、やや強めの炭酸を加えた。このほど、第1号の受注をホテル椿山荘東京(東京・文京)から獲得した。価格は300ミリリットルの瓶で税別150円。一部、小売店でも販売する分はそれよりも高くなる見通し。

同日、都内で開いた発表会で、マーケティング本部ウォーターグループの高木直樹グループマネージャーは「日本ではレストランで水を買って飲む習慣はコンビニで買うほど定着していない」と話した。訪日客需要などを取り込み、そばや天ぷらなどの日本食と一緒に提案していく。

国内の清涼飲料市場に占めるシェアが約27%と首位に立つ日本コカだが、近年は他社の追い上げを受けている。特に業務用はサントリー食品インターナショナルやアサヒ飲料など、酒類と清涼飲料を一緒に提供できる競合が強い。清涼飲料に頼る日本コカは、足元で飲食店の販路が奪われつつあるという。

主力ブランドから業務用の新商品を投入するのも同カテゴリーを強化する狙いがある。5月から販売を始めた缶チューハイも、将来の業務用市場の開拓の布石との見方もある。今回の新商品も、今後は和食だけにとどまらず、洋食やイタリアン店などにも販路を広げていく計画。主戦場の清涼飲料でも攻勢をかけ、事業基盤を固める考えだ。

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