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ジャンプはより高く美しく フィギュア規則改定

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2018/6/12 6:30
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6月4~8日にスペイン・セビリアで開かれた国際スケート連盟(ISU)の総会を経て、2018~19年シーズンから22年北京五輪までのフィギュアスケートのルールの大枠が決まった。ジャンプの基礎点が1.1倍になるのはショートプログラム(SP)が最後の1つで、フリーは最後の3つのみ、フリーで繰り返し跳べる4回転ジャンプの種類は1種類に制限する。難易度の高いジャンプに挑むリスクが全体的に高くなった。

平昌五輪金メダルのザギトワ(手前)と銀メダルのメドベージェワ

平昌五輪金メダルのザギトワ(手前)と銀メダルのメドベージェワ

2月の平昌五輪女子で、当時15歳のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が金メダルを獲得したショックは大きかった。ザギトワはSP、フリーともにジャンプを演技後半にすべて組み込み、技術点の高さでほかを凌駕(りょうが)していた。表現力がやや単調な面はあったが、技術点に引っ張られるように演技構成点まで高くなることに厳しい意見が出ていた。

今回のルール改定を平昌五輪のフリーに当てはめると、ザギトワは基礎点だけで3.31点下がる。改定ルール下であれば、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が優勝していたことになる。

シニア参戦の年齢制限は…

一方、オランダから緊急議案としてあげられたシニアに参戦できる年齢を15歳から17歳へ引き上げる案は、5分の4以上の賛同が得られず議題にはならなかった。ただ、年齢制限についてロシアを除く各国で引き上げを求める意見が出ている。4年前のソチ五輪で活躍後、ほとんど成績を残せなかったリプニツカヤ、ソトニコワの2人のロシア勢のように、ザギトワが伸び悩んだり新たに頭角を現した若いロシア勢がすぐにひのき舞台から消えたりするようであれば、潮目も変わるかもしれない。

男子はいよいよ本格的な4回転ジャンプ時代に入り、平昌五輪もエキサイティングな試合だった。ただ、けが人が続出する事態にもなっていた。表現力がおろそかになった面は否めず、4回転ジャンプに何らかの制限が加わるとみられていた。「フリーで4回転は1種類、1度まで」という案もあったが、「1種類だけ繰り返せる」というところで落ち着いた。6種類あるジャンプのうち、5種類で4回転を跳ぶネーサン・チェン(米国)は6つまで4回転を組み込めることになる。

それほど4回転ジャンプに歯止めがかかったようにはみえず、1つのフリーで成功させたジャンプが3種類の羽生結弦(ANA)に不利なように映るが、そうではない。

ISUが5月に発表したガイドライン「コミュニケーション2168」によると、ジャンプの基礎点が全体的に下がった。特に4回転の基礎点の変更は大きく、4回転ルッツは13.6点から11.5点へと下がる。平昌五輪時は4回転ループの基礎点が12点で、4回転サルコーが10.5点だから「一体、あれほど騒いだ4回転ルッツの価値はなんだったの?」と言いたくなるほどだ。

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