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スーパーカミオカンデ増強工事、東大 12年ぶり公開

東京大学宇宙線研究所は10日、奥飛騨山中の神岡鉱山(岐阜県飛騨市)地下にある観測施設「スーパーカミオカンデ」を報道陣に公開した。5月末から増強工事中で、そのために12年ぶりにふたが開けられた。

スーパーカミオカンデ改造。12年ぶりにふたを開けたスーパーカミオカンデのタンク。ゴムボートが浮かび、水底に光センサー群が粒状に見える。水面には天井が映り込んでいる。6月10日撮影

装置は直径と高さが約40メートルの巨大な円筒タンク。2006年7月以来、5万トンの超純水で満たし、飛来した素粒子のニュートリノが水と衝突して生じる発光を観測していた。

作業を説明する東大の中畑雅行教授(右)。6月10日撮影

タンクの水位は満水状態から4メートルほど下がり、中を覗きこむと青みがかった純水を通して、タンク底部に設置されている光センサー群がくっきり見えた。

今回の工事は、太古の昔に起きた星の大爆発に由来するニュートリノを世界で初めて観測しようという新プロジェクトのため。東大宇宙線研の中畑雅行教授は「星形成の歴史や、物質の起源を解明するための新たな手がかりが得られる」と話す。

作業は水を抜きつつ進める。8月半ばにはタンクが空になり、底部の作業に移行。9月末に終了する予定だ。

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