米朝、12日の首脳会談へ最終準備 トランプ大統領・金委員長がシンガポール入り

2018/6/11 9:30
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【シンガポール=恩地洋介】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が10日、12日の米朝首脳会談を前にシンガポール入りした。北朝鮮の非核化や、休戦状態にある朝鮮戦争の終結を巡る合意に向け、11日はそれぞれ準備を進めるもようだ。板門店で協議を重ねていた米朝実務者も会合場所をシンガポールに移し、合意内容の最終調整を進める。

金正恩氏は10日午後、中国政府から借りた中国国際航空の特別機でチャンギ空港に到着した。事前に輸送機で運んでいた防弾の専用車で移動し、シンガポール大統領官邸でリー・シェンロン首相と会談した。金正恩氏は「歴史的な会談のためにあらゆる便宜をはかってくれた。成功すればシンガポールの名は歴史に永遠に残るだろう」などと謝意を示した。

金正恩氏が中国、韓国以外の外国を訪問するのは最高指導者に就いて以来初めて。朝鮮中央通信は11日朝、金正恩氏が米朝首脳会談のためにシンガポールを訪問したと報じた。北朝鮮メディアが最高指導者の動向を事前に伝えるのは異例だ。

一方、主要国(G7)首脳会議を途中退席したトランプ大統領は10日夜、米大統領専用機「エアフォースワン」でシンガポールに入った。11日昼にリー・シェンロン首相との会談を予定している。機中では「北朝鮮や世界にとって素晴らしい結果につながる機会となる」とツイッターで会談成功への期待を示した。

11日午前には、5月末から板門店で協議してきたソン・キム元駐韓米大使(現フィリピン大使)と、崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官がシンガポールのホテルで実務者協議を開く。非核化の手順や時期など合意内容の詰めを急ぐ見通しだ。

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