2018年6月24日(日)

1月から行方分からず、自殺願望も 新幹線3人死傷の容疑者

中部
社会
2018/6/10 4:49
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 神奈川県内を走行中の東海道新幹線内で乗客の男女3人が刃物で殺傷された事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された自称無職、小島一朗容疑者(22)の伯父(57)が10日未明、愛知県岡崎市の自宅で取材に応じた。小島容疑者は伯父夫婦らと暮らしていたが、今年1月に「出て行く」などと言い残して自転車で外出。行方が分からなくなっていたという。

小島一朗容疑者を乗せ、神奈川県警小田原署を出る車両(10日午前)=共同

小島一朗容疑者を乗せ、神奈川県警小田原署を出る車両(10日午前)=共同

 伯父は「まさかこんなことになるなんて。人を傷つけるなんて信じられない」と言葉を詰まらせた。時折、同居する祖母が携帯電話で連絡を取っていたが、小島容疑者は「探しに来るから」と居場所は明らかにしなかったという。

 伯父によると、小島容疑者は昨年、岡崎市内の精神科病院に一時入院していた。「人と接するのが苦手だった」という。数年前からは「俺には生きている価値はない」「どうせ死ぬんだから」などと、自殺願望を吐露することもあった。

 小島容疑者は中学生までは同県一宮市で暮らしていたが、両親との折り合いが悪く、親元を離れて同市内の福祉施設に入所。県内の夜間学校を卒業し、一時は埼玉県や愛媛県の会社で働いた。約2年前からは伯父夫婦や祖母と岡崎市で生活し、昨年秋に祖母と養子縁組した。

 アルバイトは「楽しくない」と長続きせず、自宅に引きこもってパソコンや読書などで過ごす日が多かったという。家出を繰り返し、岐阜県や長野県で保護されたこともあった。

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