2018年11月14日(水)

ロシアの復帰、G7で異論続出 ロ外相は「頼んでない」

2018/6/9 19:11 (2018/6/10 0:42更新)
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【シャルルボワ=永沢毅】トランプ米大統領が唱えたロシアの主要7カ国(G7)への復帰を巡り、8日の主要国首脳会議(シャルルボワ・サミット)では慎重論が続出した。追放のきっかけとなったウクライナ問題は進展がないうえ、欧州諸国には軍事的脅威を高めるロシアへの警戒感が強いためだ。

ロシアのプーチン大統領(左)とラブロフ外相(9日、青島)=AP

ロシアのプーチン大統領(左)とラブロフ外相(9日、青島)=AP

トランプ大統領は9日の記者会見でも「主要8カ国(G8)の方がいい。意味のある枠組みだ」と表明。ロシアは2014年のウクライナ領クリミア半島併合をきっかけに当時のG8から排除されたが、トランプ氏は「オバマ前大統領がロシアによるクリミア併合を容認したためだ」との認識を示した。

ロイター通信によると、イタリアのコンテ首相も9日、ロシアのG7への早期の復帰を求める意向を示した。コンテ氏は「ロシアとの対話は重要だ」と述べた。ただ「(対ロシア)制裁を早期に終わらせることを意味しない」とも語った。

一方、ロシアのラブロフ外相は9日、トランプ氏が主張したロシアのG7復帰について「頼んだことは一度もない。20カ国・地域(G20)が最も将来性のある枠組みだ」と国営メディアに語った。北方領土問題の解決をめざしてロシアとの関係維持に腐心している安倍晋三首相は賛否を明確にしなかった。

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