2019年5月23日(木)

遺族や児童ら黙とう 付属池田小事件17年

2018/6/8 10:48
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児童8人が犠牲となった大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)の校内児童殺傷事件から17年を迎えた8日、同小で追悼式が開かれた。亡くなった児童全員の名前が刻まれた「祈りと誓いの塔」の8つの鐘が鳴らされ、参加した遺族ら約1300人が黙とうした。

「祈りと誓いの塔」に献花する児童(8日午前、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小)

追悼式は事件発生時刻の午前10時10分すぎに開始。事件当時から同小に勤務する佐々木靖校長(56)は「あの日の光景を忘れることはない。学校が安全で安心できる場所であるよう、努力を続ける」とあいさつした。児童代表の6年生3人は「『命はかけがえのないもの』ということを伝え続けていく」と誓った。

事件を受け、同小は2009年度から防犯対策や交通安全などを学ぶ「安全科」の授業を全学年で実施しており、追悼式を前に6年生の授業が公開された。事件当時と現在の建て替えられた校舎などを比較し、防犯や安全への取り組みを振り返った。

また、当時6年生だった女性が事件後に学校が再開された時の思いなどを語る音声が流れ、児童らは熱心に聞き入っていた。

同小では、遺族らとの協議で校舎を改築。防犯カメラの設置や来校者の身分確認など、安全対策を強化した。教室についても壁や扉にガラスを使い、他の教室や廊下の状況がよく見えるようにした。

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