北関東の百貨店、中元商戦始まる 地元産品など充実

2018/6/8 1:00
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北関東3県の百貨店で中元商戦が始まった。水戸京成百貨店は創業110年を記念したオリジナルギフトで全国の老舗などと協業。高崎高島屋は需要が高まる自宅向け商品や地元の産品などを充実させた。東武宇都宮百貨店ではブランド洋菓子などを売り出す。いずれも商品数は例年並みだが、独自色を出して前年を上回る受注をめざす。

新入社員を含む社員110人が商戦へ意気込んだ(7日、水戸市の水戸京成百貨店)

新入社員を含む社員110人が商戦へ意気込んだ(7日、水戸市の水戸京成百貨店)

水戸京成百貨店(水戸市)は7日、社員ら110人を集め決起集会を開いた。斎藤貢社長は「節目の商戦をいかに戦うかということを大事にしていきたい」と意気込みを語った。

8日から同店にギフトセンターと、ホームページ上にオンラインショップを設ける。全体の商品数は約1740点と例年並みだ。運送費が上昇するなか、今回は新たに全国どこでも432円で配送する「全国送料均一ギフト」も234点そろえた。

京成オリジナルギフトでは6点を用意した。創業がともに1850年代で、茶漬けが有名な新潟の加島屋と茨城の蔵元、府中誉がコラボした銘酒セットなどを扱う。「農業女子からの美味(おい)しい贈り物」として、茨城県内で女性だけで生産から販売までを担ったメロンなども4点投入した。

1日には4月にオープンした「京成百貨店つくばショップ」(茨城県つくば市)でギフトセンターを先行開設した。両店合わせて前年比4%増の受注を見込む。

高崎高島屋(群馬県高崎市)は6日からギフトセンターを設置した。群馬県産品を扱う「ふるさとギフト」では「水沢うどん」など地元を代表する約100点の商品を扱う。今年はようかんなど涼しさを感じられる商品も増やした。

例年並みの約2000点の商品をカタログに掲載。うち全国送料無料の商品を1300点扱う。インターネットでは昨年より約200点多い約8000点を取り扱う。

高崎高島屋(群馬県高崎市)のギフトセンターでは群馬県産を豊富にそろえた

高崎高島屋(群馬県高崎市)のギフトセンターでは群馬県産を豊富にそろえた

自分用に商品を購入する顧客が例年増えているため、関連商品の取り扱いを広げる。自宅用のギフトや20~30代向けの商品を豊富に扱う別冊カタログ「テイスティー デイズ」では、昨年は価格が5000円を超える商品が多かったが、今年は2000~3000円台の取り扱いを増やした。

例年贈答用にうなぎを購入する消費者が増えているため、従来のかば焼きのほかに白焼きやおこわなど品ぞろえを広げている。今年もふっくらとした蒸し焼きの関東風と、カリッと焼いた関西風それぞれのかば焼きの食べ比べセットなどを販売する。

高島屋全店での中元商戦の売り上げ目標は前年比0.2%増だが、高崎高島屋では1%増をめざす。

東武宇都宮百貨店宇都宮本店(宇都宮市)は22日から5階のイベントプラザでお中元の特設コーナーを設ける。商品点数(約1200点)や平均価格(約3800円)は2017年と同水準で、洋菓子や飲料、冷たい麺類に重点を置く。17年11月に改装開業した1階の「スイーツテラス」に入るブランドの洋菓子を前面に押し出すという。

東武宇都宮百貨店はこのほか、大田原店(大田原市)ではチーズケーキやラスクなどの那須エリアの菓子、江戸時代以降の蔵の街並みを残す栃木市の栃木市役所店では地元の和菓子など、地場色を持つ商品の販売を強化する。ピークは6月30日、7月1日の土日とその翌週と見込んでいる。

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