2019年9月19日(木)

皇太子ご夫妻、結婚25周年 写真で振り返る歩み

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2018/6/8 17:01
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雅子さま、「着実な回復」

同年8~11月、ご夫妻は東日本大震災の被災3県を再訪し、仮設住宅の住民などを見舞われた。そのうち岩手県訪問は雅子さまにとって3年9カ月ぶりに宿泊を伴う地方公務。その後、雅子さまの活動の幅は徐々に広がっていく。

14年10月にオランダ国王が国賓として来日した際には、雅子さまは皇居・宮殿で行われた各行事に出席された。歓迎行事は5年半ぶり、宮中晩さん会は実に11年ぶりだった。翌15年には5日間に及ぶトンガ訪問(7月)や、12年ぶりの園遊会出席(11月)も果たされた。

天皇陛下は16年8月、退位の意向を示唆されたビデオメッセージを発表された。高齢で象徴としての役目が十分に果たせなくなることなどを案じられた内容で、翌17年6月に皇室典範に関する特例法が成立し、19年4月の天皇陛下の退位と同年5月の皇太子さまの即位が決まった。

天皇の退位は憲政史上初となる。皇太子さまは17年2月、57歳の誕生日に先だつ記者会見で、天皇陛下のお言葉に「とても心を揺さぶられました」と振り返られた。象徴天皇のあるべき姿について「陛下の例に倣いつつ考えていきたい」とし、「国民に常に寄り添い、人々と共に喜び、共に悲しむことを続けていきたい」と新天皇としての決意を述べられた。

■象徴を受け継ぐ

退位まで残り1年を切った18年5月以降、皇后さまから新皇后となる雅子さまへの引き継ぎも始まっている。同月にはご夫妻と長女の愛子さまが皇居内の養蚕施設「紅葉山御養蚕所」を訪れ、長年養蚕に携わってきた皇后さまから施設や作業の説明を受けられた。宮中の養蚕は歴代皇后に受け継がれてきた伝統で、雅子さまが継承されることになっている。

全国赤十字大会に出席した皇后さまと皇太子妃雅子さま(2018年5月16日、東京都渋谷区の明治神宮会館)=日本赤十字社提供

全国赤十字大会に出席した皇后さまと皇太子妃雅子さま(2018年5月16日、東京都渋谷区の明治神宮会館)=日本赤十字社提供

同月、都内で開かれた全国赤十字大会でも、15年ぶりに出席した雅子さまを皇后さまが壇上で紹介される場面があった。日本赤十字社の名誉総裁は現在、皇后さまが務め、天皇陛下の退位後は雅子さまに引き継がれる見通し。側近によると、雅子さまは皇后さまの配慮に感謝されていたという。

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