2018年6月24日(日)

委任装い和解金受け取る 岐阜の弁護士を懲戒

中部
2018/6/7 9:03
保存
共有
印刷
その他

 岐阜県弁護士会は7日までに、自己破産手続きを請け負った依頼者の予備の委任状を流用し、実際は頼まれていない過払い金返還請求交渉をして和解金130万円を受け取ったなどとして、吉村公一弁護士(65)を業務停止3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は2日付。

 弁護士会によると、吉村弁護士は2012年2月ごろから始めた自己破産手続きの中で、借金返済を巡り、依頼者に約150万円の過払い金があることを知った。依頼者の財産として目録に記さなければならないのに盛り込まず、13年2月に破産手続きを終えた。

 その後、予備の委任状を使って金融機関と返還請求交渉し、14年3月に和解金として130万円を業務用口座に振り込ませた。依頼者の指摘で、16年12月に過払い金額の約150万円を支払った。

 同弁護士は「返還請求は事務処理が煩雑なので後回しにした。お金は返すタイミングを逃した」と話しているという。

 依頼者が弁護士会に懲戒を求め発覚。鈴木雅雄会長は「弁護士の信用を傷つける非行。指導を徹底する」としている。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他


[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報