全日空機で乗員5人負傷 航空事故認定、国交省
日本時間6日午前9時10分ごろ、ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港で、成田行き全日空834便ボーイング767が離陸前の走行中、ブレーキをかけた際に客室乗務員5人が転ぶなどして負傷した。乗客197人にけがはなかった。
午後2時45分ごろに成田空港へ着陸した後、5人は病院で受診。1人は骨を折る重傷だったことが判明し、国土交通省は航空事故と認定した。
国交省や全日空によると、客室乗務員は離陸前の最終点検中で、誘導路を曲がるために減速しようとした際、ブレーキが強めになったとみられる。機長が客室乗務員に確認した上、乗務に支障がないと判断し離陸した。
この便は全日空のグループ会社、エアージャパンが運航した。〔共同〕